掛け軸の生地を織る際に布の両端に出てしまうコットンの「ステ耳」と3種類の織り機を使って、サコッシュ、クッション、タペストリーなどを織るワークショップです。
「独楽撚り(こまより)」と呼ばれる撚糸道具を使って、「ステ耳」に下撚り、上撚りをかけてロープのように丈夫な素材(糸)に加工しました。このステ耳の中から3〜4色を選んで配色を決めるところからスタートです。織りたいものを事前に決めてきていただいき、3種類の織り機でそれぞれの織物を制作していただきます。
ステ耳は本当にたくさんの色がありますが、廃材でもあるので、決まった色が一定数手に入るわけではありません。少量多色という特徴を生かして配色で遊ぶことのできる柄を考えました。
サコッシュと四角いチェアクッションはつづれ織技法でタイル柄を描き、丸いチェアクッションは平織りです。どれも太さ2センチ程度のステ耳を2本どりにした極太の糸で織っていきますので、初めての方でも安心してご参加いただけます。
2024年3月9日に開催した第一回ステ耳ワークショップの様子はこちら
*2024.12.25 ワークショップ内容を更新しました。
当初はサコッシュを制作するワークショップを予定していましたが、前回のワークショップで好評だったチェアクッション等を制作してみたいというお声をいただき、3種類の中からお好きなものを制作いただける形に変更いたしました。
|出来上がりサイズ|
サコッシュ:約200×200mm
丸いチェクッション:φ350, H30mm
四角いチェアクッション:350×350mm
|こんな方におすすめ|
織物を始めてみたい方、好きな方
珍しい素材を扱って織物がしてみたい方
撚糸道具・民具に興味のある方
アップサイクル、クリエイティブリユースに関心のある方
|Creator|
染織家 安部 里香(あべ さとか)
京都芸術大学、大塚テキスタイルデザイン専門学校で工芸染織を専攻し、紬織の重要無形文化財保持者である佐々木苑子氏のアトリエで学ぶ。現在は東北芸術工科大学工芸デザイン学科の織りの講師を務める。
主に縫取織という技法を用いた織物作品を制作し、公募展を中心に染織作家として作品発表を続けながら、染織の周縁にある事象にも関心をもつ。織物の端材糸をアップサイクルした漆作品「JOMON BANGLE」、植物を織物のヨコ糸に見立てタペストリーを織るWS、ステ耳と呼ばれる織物工場の廃棄物を利用した「ステ耳チェアクッション」を織るWSなども開催している。
細分化された工芸を手技を基盤にしたメディアとして統合して捉え直し、その範囲を手芸やDIY、そこから生まれるコミュニケーションにまで広げ、「ひらかれた工芸」として再解釈することを研究テーマとしている。
HP: https://www.satokaabe.com Instagram: @satoka_abe
|素材協力|
光織物(山梨県富士吉田市)
<開催概要>
WORK SHOPハタ屋さんの「ステ耳」で織る
ーサコッシュ・チェアクッション・タペストリー作りー
日時:2025年1月11日(土)①10時30分~12時30分 ②13時30分~15時30分
会場:クリエイティブスタジオ Casa de paño
制作物:サコッシュ or チェアクッションorタペストリー
予約フォームに、希望する制作物を1つご記入ください。
参加費:サコッシュ 通常 3,500円 /リピーター 3,000円(税込)
チェアクッション・タペストリー 通常 6,000円 /リピーター 5,500円(税込)
※ワークショップ開始前・受付時に参加費を現金にてお願いいたします。
リピーター割引の対象は、安部さんのワークショップに参加したことがある方になります。
定員:5名
持ち物:ステ耳と一緒に織りこみたい布や糸(ご希望の方のみ)/作品を持ち帰るための紙袋
申し込み方法:事前予約制を取らせていただいております。
下記の予約ボタンよりお申込み後、受付メールにて所在地をご連絡いたします。
その他:
・イベントの様子を、後日弊社WEBサイトやSNSに掲載する場合があります。
・複数人でのご参加の場合は、個別に1人1枠でお申し込みください。なお、親子参加(小学生以上)の場合は、代表者の方のみお申し込みください。
・体調不良等やむを得ない場合のキャンセルのご連絡は、info@casadepano.comにご連絡お願いいたします。
・受付はワークショップ開始の10分前からとなります。
・制作時に糸屑が出るため、付着しにくい服装でのご参加がおすすめです。
・予測できない事情(天候不順)などのために中止になる場合がございます。予めご了承ください。
・車でお越しの場合は、必ず近隣のコインパーキングをご利用ください。静かな住宅地のためご協力よろしくお願いします。サポートを必要とされる方は事前にご相談ください。
・プログラムは、予告なく一部変更される場合があります。